いつも、一休みさんに、やりこめられる将軍。
今度こそ、一休みさんを凹まそうとやってきた。
将軍「一休みよ、お前に贈り物をやろう」
一休み「ありがとうございます」
将軍「これで、この贈り物はお前の物だ。
とはいえ、贈り物をもらったら、同等程度の価値のお返しをするのがマナーというものだ。
一介の坊主のお前に、この豪華な贈り物と同程度の価値の物を返せるかな?」
一休み「なるほど」
将軍「この豪華なものが、そう簡単に買い手が見つかるとも思えない。
そうして売ったとて、せいぜい8割ぐらいの金にしかなるまい。
さて、一休みよ、どうする?」
一休み「同程度の価値の物であれば、文句を言わず受け取って頂けるのですね?」
将軍「うむ、もちろんだ」
一休み「ふーむ、しばらくお待ちください」
・・・どこからか木魚と鐘の音がした。
将軍は豪華な贈り物を持って、しょんぼりと帰った。
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